焚火

舞い落ちるクヌギの葉っぱをかき集めて焚火をします。雨上がりの今日は葉っぱも湿っているせいか煙がくすみ、濃く厚く白い煙がよけてもよけても追いかけてきて頭のてっぺんからくまなく全身燻製の面持ち。がんじきで集めた落ち葉は、そこでがんじきを逆さにしてできるだけ多く足を使って積み上げたら、しっかり踏んで安定させ、立ち上る煙を避けるように炎の上からかぶせてよく燃えるようにはらはらと。ここでアルミ箔にサツマイモを包んで熱い灰の中へ埋めたらおよそ30分、おやつの焼き芋が定番です。オーブンでも、そしてもちろん電子レンジでも叶わないこのアツアツほくほくのうまみはどうだろう!師走に抗うようなお茶の時間です。 焚火
ynakao * - * 22:48 * comments(0) * - * pookmark

ココ・ファーム・ワイナリー

11月20日。今年で28回目を数えるという、栃木県足利市の「ココ・ファーム・ワイナリー」の収穫祭に初参加です。 ココファーム1
ココ・ファームはこころみ学園のワイン醸造所で、1950年代に特殊学級の中学生の皆さんによって開墾されたぶどう畑です。平均傾斜38度、日あたり抜群、水はけも良好なぶどう畑から醸されるワインは品質も素晴らしく、市場でも大変評判です。 ココファーム2
受け付けでグラスとお気に入りのワインを受け取ったら、種類豊富な屋外フードコーナーでおいしいおつまみを選び、晩秋のぶどう畑でにぎやかにワインを楽しみます。ステージで繰り広げられる多彩なライヴも秋晴れの真っ青な空に響き渡ります。今日はこの場所でしかいただけない、プレスしたばかりのまだ酵母が元気な赤ワインをいただきました。フレッシュで美味この上なし。開墾53年目、日々のたゆまぬ手作業重視の労苦に敬意を表さずにはいられません。
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初雪

秋田は角館より、11月16日の初雪のお便りをいただきました。ガクンガクンと気温が上がったり下がったり。 初雪※ふじもと農園様撮影
急激な変化をみせつつ近年、日本の季節の移ろいは二季に近づいているような気がします。                                     ステンド
雪を待つ札幌市資料館のステンドグラス。
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「甘口」とは「辛口」とは

札幌に初雪が降りる直前の午後。空の高さと澄んだ空気とおいしい伏流水。 札幌街路樹1
お酒において表現されるところの「甘い」「辛い」とは本当のところどういうことだろうか。誤解なくありのままを説明することはできないだろうかとここ数年いつも考え続けています。それは、リキュールといういわゆる甘口と分類されるお酒を輸入させていただいていることが大きいかもしれません。辛ければ辛いほど通好み、すっきりしてベタつかないという辛口のお酒を尊重するような辛口信仰がいまの時代の嗜好です。 札幌街路樹2
ただマリエンホーフのリケールを甘口のお酒は飲まないけれどこれだけは、とか、お菓子は頂かないけれどリケールなら。などどいう意見も頂戴し「甘口」の幅について考えていました。 札幌の地酒、千歳鶴の酒ミュージアムを訪れ、5代目杜氏佐藤和幸氏の言葉に少しヒントをいただきました。『甘口の酒って何かといったら、口に含んだときには甘くてごっくんと飲めば何もなくなってしまう酒。辛口の酒もそうですよ。辛いと感じてもごっくんしたら何もなくなる。どちらも後口に何も残らない酒。ちゃんと醸造した酒は、後味をスコンと抜けるもの。甘くても辛くてもきれいに後味が消えてなくなる、それが本当なんです』 北海道野菜2
リケールも香りや口に含んだときは旨みと甘みが強く感じられ、けれどその甘みは、のどを通った後はすうっと波がひくように消えてゆく。そしてそのあとに続く永い余韻。「後味」と「余韻」も別物ですね。後味は残らないけれど、余韻は続くもの。 北海道野菜1
自然界の甘み・辛みと人工的な甘み・辛みにも違いがあるかもしれません。その時の体調や湿度、もちろん個人差もあることでしょう。北海道の味わい深い野菜やお酒、空気、水などを頂きながら「味わい」とは何とも複雑で「甘い」「辛い」の一筋縄ではいかないことに食物の楽しさと断定できないという複雑さを感じ入った次第です。この地でいつも多くのヒントをいただく、大好きな友人・知人、お取引先様には心より御礼申しあげます。
ynakao * - * 17:44 * comments(2) * - * pookmark

プリムール

ドイツの新酒'Der Neue'。解禁は11月の第二水曜日午前12時ですので、今年は本日11月9日ということになります。ラインヘッセンのWeingut Ernst Bretsより届いた新酒の白はリヴァーナー、赤はドルンフェルダーをいただきました。リヴァーナーは品種の特徴がよく出ていて優雅な柔らかさを醸し出しています。ドルンフェルダーのほうは近年になくどっしりとしたコクがあり、白も赤も新酒とは思えないほどの充実感です。 Octoberfest
香川日独協会にて、フランケンのシルヴァーナーやオーストリアのスパークリング(ピノノアール)とともに、存分に愉しんだ一夜となりました。大山晃先生によるバリトンの独唱が心に響きます。音と香りと味香が溶け合う豊かな晩秋に乾杯。感謝を。
ynakao * - * 23:12 * comments(0) * - * pookmark
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